放射線科
当院ではCT(Computed Tomography)コンピューター断層撮影の検査をおこなっています。CTは一般のレントゲン検査と同じX線を利用した検査です。
CTでは体内を透過したX線量をコンピューターでデーター処理することにより人体を輪切りした画像が得られます。
たとえば
1. 肝臓・膵臓の腫大や変形など形態的な変化
2. 肝硬変などの慢性的な病気の形態的な経過
3. 良性・悪性を問わず腫瘍の存在・質的診断
肺がん・肝臓がん・膵臓がん・リンパ腫・甲状腺腫など
4. 最近増加している肺気腫による肺の全体的な変化や気管支拡張症など慢性肺疾患
5. 急激に起こった腹痛の原因検索
診察・一般X線検査・超音波検査に引き続きCT実施
胆石胆嚢炎・虫垂炎と憩室炎・腹膜炎・腸閉塞・腸重積・婦人科疾患(卵巣嚢腫捻転・卵巣出血等)
など一般のレントゲンではわからないような詳細な体内の情報を得ることができます。
患者様はベッドに寝ていただきその周りをX線管球が回転して撮影する仕組みになっています。ベッドを動かして目的の部位のみを検査することができます。
MRIのような大きな音もなく閉塞感もありません。
検査時間は検査部位や内容により異なりますがおよそ5分から10分程度です。